うつ病で行動できなかった時に、何冊か自己啓発本を買ったことがあります。
もちろん中には有名な著書もありましたが、
私の場合だけなのかもしれませんが、うつ病と自己啓発ってかなり相性が悪いです。
読んでる最中から体調が悪くなり始め、読んでから3日間くらいはずっと寝込みました。
それはなぜか。
以前は出来ていたのにもかかわらず、出来なくなってしまったうつ病の人は、
自己啓発の手段をすでに知っている人が多く、
知っているのにもかかわらず行動できないことがうつ病なのだと思います。
自己啓発本の中には、
「行動できない=甘え」のようなものも少なからず見受けられ、
人によってはそういった言葉はうつ病の心の傷をさらに広げてしまう可能性があります。
自己啓発ではなく、出来ることからコツコツと積み重ねていくことが大切だと私は考えております。
うつ病の人は、「身動きが取れない環境」にいる人が多く、
そんな環境にいる人にその環境での自己啓発をさせようが身動きは取れないのです。
新しい環境を見つけるために、こつこつ行動することで、視野は広がり、
やりたいことややったほうが良いことがわかってくるはずです。
鬱状態で焦る気持ちは非常によくわかりますが、
うつ病の人は自己啓発なんかしなくても十分頑張ってきた人たちです。
だから、ちょっとだけ自己啓発本を読むときは気を付けましょう。
(※あくまで個人の感想です。)