指定校推薦をもらった大学の受験が近づくと、
担任の教師が私一人では行動できなくなっていることを知ってか、
はたまた、このまま落ちてしまったら推薦をくれている大学に示しがつかないからかなのか、小論文の添削をしてくれる教師に話をつけてくれていました。
小論文の添削ですが、一生懸命書いたつもりです。
しかし、添削をしてくれた教師はみんなの前で私の文章を大きな声で読むなどの行為を行って、「何が〇〇〇や!」と笑いを取ろうとしていたのを覚えています。
新人の教師だったとはいえ、あまり良い行為とは思えないことをされた気分でした。
そんなこんなでほかの優しい教師に添削をお願いし、受験になりました。
最終的に自分で選んだ大学とはいえ、手放しに喜ぶことはできませんでした。
気分は沈み、大学生活に何にも楽しみを感じませんでした。
そんな気分の中、受験をしたのです。
受験会場は学部のキャンパスでした。
片道2時間15分ほどの距離です。
うつ病で首が腫れているような感覚の中、会場入りをしました。
とにかく、周囲にいる指定校推薦だけではなく、公募制推薦を受けている学生の会話でさえ、耳に入れたくありませんでした。どんな話題も私の心には大きな負担だったのです。
小論文を書かされた後、面接がありました。
面接官は3人、真ん中に女性の教授が1人、両端に2人の教員がいて面接が始まりました。
全くうまく答えられなかったのを覚えております。
支離滅裂な返答をし、冷や汗と涙をこらえるので必死でした。
それとうつ病なのか、幻覚症状というのか、統合失調症というのか、禁断症状というのか....。
中央に座っている女性教員が報道番組に呼ばれている教授だと勘違いをし、信じ切ってしまいました。
このことは高校でも母親にも「TVに出ている教授が面接官だった」と話をしておりました。
後々調べて分かったのですが、結構重い精神疾患の現れだったようです。
無事に面接を終えて、電車に揺られて帰ったことすら覚えていません。
ただただ、辛かったのです。