大学は無事に合格しました。
しかし、気分は晴れませんでしたし、
親に「おめでとう」などと言われても、虫唾が走ると言いますか、
「こいつら殺してやろうか」と思うほどの怒りが沸きました。
だって、息子の幸せを本気で考えられないような人たちです。
息子が本気で悩んでいるのをマインドコントロールしたり、
それから守れないような親たちです。
本気で怒りを感じました。
また、私の怒りは高校側にも向いていました。
「どうして、保護者を説得しなかったんだ」
「なんで、公募制推薦を受けてみたほうがいいと断言してくれなかったんだ」
いろんな考えの中、怒りと悲しみに暮れました。
私が合格をいただいてからも、一般受験組や公募制推薦組の会話は聞くに堪えないものばかりでした。自分の耳も目も取ってしまいたいと思えるほどでした。
辞めてしまった部活には顔を出せない。
やることがない。
薬を飲んでも効かない。
誰もそばにいて励ましてくれない。
現状はもう何も変わらない。
私は本当に辛い日々を送っていました。
毎日泣いていました。
母親の前では頑張って笑顔でしたが、
口から出る言葉は完全な重度のうつ病患者のセリフばかりでした。
そうこうしているうちに、公募制推薦組の入試が始まります。