高校3年に進学し、段々と進路について考えなければならなくなってきました。
しかし、この時期に進路を考えるというよりも、とにかく勉強したことを頭に入れることばかり考えていました。
学校の成績はいつも1番でしたので、指定校推薦を使って大学進学をすると決めておりました。兄の受験失敗を見てきていたので、安全に進学することが何よりも親孝行につながると思っておりました。
進路はちょうど「もやしもん」というアニメが流行っていたり、動物が大好きだけど父親の動物嫌いで飼えなかったので、農学系の大学に行って、フィールド実習(農作物を育てる、家畜の世話をする)などにあこがれておりました。
大学ではバイオテクノロジーで遺伝子組み換えなども自在に行えたらと考えておりました。
しかし、化学が得意になったことで「薬学部」という選択肢が上がってきました。
周囲にも薬学部への進学を考えている人が多く、何より卒業後の資格が魅力的でした。
薬学部でも生物関係は勉強するし、化学についても勉強するというのがまた、私の興味を引いていきました。
各大学の進路相談員が高校のほうにきて、学校について説明をしてくださいました。
その中にはのちに進路で迷わされる薬学部M大学と農学部N大学も参加しておりました。