相談員の先生は3つ精神科を挙げてくれました。
とっさに場所の近い精神科M病院を選択しました。
病院に通うのだからお金が必要だし、精神的に不安定なのは明らかな私でしたので親の付き添いが必要でした。
父親にはもう何も相談したくないと言い張り、母親に伝えることにしました。
自分だと母親に言いにくいという風に伝えると、相談員のおばさんは母親に電話してくれました。
家に帰ると母親は普段通りの振る舞いで、「病院いくか」と言ってくれました。
車で20分程度。精神科M病院に行きました。
診察室へは一人で行き、話をしたのを覚えています。
病院の先生は少しワイルド系なおじさんでした。比較的若めだったかも。
診察室に入ると笑顔で迎えてくれました。
診察室は白を基調として、後ろは窓があり中庭が見えました。
非常にきれいなデザインでした。
先生は机越しに穏やかに話を聞いてくれました。
何やら簡易的なアンケートのようなものを渡され、それにチェックを入れていったのを覚えています。
アンケート後も話を聞いてくれて、号泣したのを覚えています。
私が診察室から出た後に、母親が呼び出されました。
数分後、母親も半泣き状態で診察室から出てきました。
何があったんだろうと思いました。
ここで初めて、私はうつ病の診断を受けました。
何やら、私のうつ病は「かなり重度」だったようです。
学校をすぐに休むようにという話をしていたそうでした。
ここから私のうつ病生活が始まります。
うつ病にかかるまで FIN