先日「自分を許す」という記事を書きました。
果たして、自分を許すことはできましたでしょうか。
自分を許すことができたら、
今度は「他人を許す」に挑戦です。
うつ病にかかると、
ほとんどの人が、対人関係に関する問題を抱えている風に感じます。
それも、恨みや妬み、怒りに近い感情を持っている人が多いのではないでしょうか。
・体調を崩すまで残業をさせたあの会社が憎い。
・自分をこんな環境で育てた毒親をいつか苦しめてやる。
・学校でいじめてきたやつを絶対に許さない。
・試合の前に事故に合わせたあいつを恨んでいる。
本当に人それぞれだと思います。
ここまでの文章を読んで、「絶対にあいつを許せる気がしない」と思っている人が多いと思います。
でも、いいんです。本当の意味で憎いあいつを許さなくても許したような気分になれる方法があります。
それは、「自分を許す」こと。
つまり、自分を許せば、他人も許せるようになるということです。
というのは、少し説明が難しいのですが、
自分のことを許すと意識できるようになると、気持ちに余裕が生まれます。
「あいつがむかつく」 → 「私は余裕のある人間だから気にしない」
「あいつが憎い」 → 「そういう人もいたな」
「あいつに怒りを感じる」 → 「あいつよりも幸せだからいいや」
みたいな感じです。
本気では許してはいません。どうでもいい存在として扱えるようになるのです。
これも練習が必要なのですが、
意識したいときは、口に出してみるとよいでしょう。
こんな感じにです。
怒りの対象がどうでもよくなると、自然と仲間が増えます。
というのも、無意識に出していたピリピリ感が抜けるからです。
あくまで、みんな他人です。
そう思うと適度に距離を保てて、自然と他人を許せるようになるのではないでしょうか。